2XXX年
科学と医療の進歩により、性転換についてもかなり技術が進んだ
骨格の矯正、感度の変化、母乳や精液の生成など
不可能と思われていた領域についても対応できるようになった
これらの技術革新はジェンダーフリーの社会ではおおむね歓迎され、さらなる技術発展が求められた
こういった国民の要望と性犯罪者の増加や性犯罪の再発率の高さなどを鑑み、政府は性犯罪者を実験体とした性転換技術の開発に踏み切った
これにより性犯罪は劇的に減ったが、それでも辞められない愚かな人がまた一人・・・
「おい、やめろ、自分で歩くって」
手足に枷を着けられて、屈強な男に脇を抱えられ、一人の男が連行されている
男の名前は「御堂 庄司」30歳
半年程前に帰宅途中の女子高生を襲い、婦女暴行として逮捕された
10年以上彼女もおらず、同世代の友人が結婚、出産していく中で、みじめになり、酒におぼれたあげく、レイプに及んだ男であったが、結局、最後まで行為はできず、付近を通りかかったパトロールロボの通報により逮捕となった
その後、厳正なる裁判により罪状が確定
裁判では、二度と性犯罪ができないようにと、被害者の気持ちを少しでも味わってほしいという被害者の希望と、金銭的負担も少なく勾留期間が短い方がいいという加害者の希望が合致して強制性転換となった
その男、庄司が今まさに病院のオペ室へ運ばれている
「あなたは、御堂 庄司さんですね?」
「ああ・・・」
「あなたは、こられから性転換手術を行います。全身麻酔ですので、痛みも無く意識もないと思いますが、大体10時間程度の手術です。手術の詳しい内容は言えませんが、この手術は性転転換手術の技術発展のための試験的手術でもあり、一部、通常の性転換手術とは違いますので、ご了承ください。」
「ああ・・・もともと俺に拒否権は無ぇから」
「ふふ・・・では、初めて行きます」
点滴を刺されたかと思うと、あっという間に意識がなくなった
「うぅ・・・」
「あら、目が覚めましたか?」
「う・・・ここは・・・?」
「あなたは御堂庄司さん、そして私はあなたを担当する看護師の若葉です。
まずは、先生と担当者を呼んできますね。拘束されているので、無理に暴れないようにして待っていてください。」
若葉という女の声を聴きながら、徐々に思い出してきた
俺は、女子高生をレイプしようとして逮捕され、罰として性転換手術を受けたんだ
・・・性転換・・・と言うことは、無いのか?
今まで30年間あったものが、まだあるかどうか、感覚を探ってみるが、そもそも庄司の身体の感覚はまだほとんどなかった
一体、どれくらい時間が経ったんだ
痛いところはないけど、身体が重くて動かせない
「目が覚めたようですね。では、これから各種検査をやっていきますね」
白衣を着た医師が俺に色々な器具を当てたり、身体を触っていく
「うん、大丈夫そうですね。では、少し休憩したら状況を説明しますので、この点滴が終わったらナースコールで呼んでください」
その後、1時間くらいだろうか、またウトウトしかけたときに点滴が終わり、ナースコールのボタンを押した
手術の疲れか、握力もかなり弱っているようだ
「では、まずは手術の結果についてご説明します」
先ほどの白衣の医師だ
「手術の内容はこの紙に書いてありますが、私の方から要点を伝えますね。
- 胸に特殊な細胞を移植して半年でGカップまで膨らむ
- 胸の感度は一般的な女性の3倍
- 頭髪と眉、まつげ以外は全身を脱毛してある
- 全身の筋力を50%に抑え、身長を160cmになるように体型を矯正させた
- ペニスはそのままだが、表面の感度は0になっているが内側の尿道の感度はクリトリス以上
- 睾丸は摘出しており射精することはできない
- 肛門は女性の膣の2倍の感度で愛液分泌も可能
- 母乳と潮吹きができる身体だが、3日以上経つと溜められずに漏れ出てくるので、定期的に出すこと
そしてもう一つ、最近すごく要望が多い精液吸収機能を持たせています。
男性の精液を受け入れたいとして要望が多いんですが、今回の実験ではより強力な処置として、男性の精液からしか栄養素を吸収できない身体にしました。通常の食事からはほとんど栄養が取れないはずです。
あ、味覚や嗅覚はそのままなので、食事は楽しめますし、普通に食べてもらって構いません。
説明は以上です。」
な・・・
所謂、女性になる性転換手術を想像していただけに、よくわからない手術内容に言葉がでない
質問をしたいけれど、何から言ったらいいか・・・
「先生、ありがとうございました。」
言葉を失っていると、、医者の後ろに控えていた眼鏡にスーツ姿の男が前に出てきた
たしか、鈴木とかいう刑務官だ
手術する前に拘置所で面会した記憶がある
「庄司君・・・色々聞きたいこともあるかと思うが、今はとりあえず休んでください。明日、また来ますので、今後の処遇について説明しましょう。」
それだけ言って、医師と鈴木は出て行った
改めて、自分の身体を見てみる
確かに、胸が膨らんでいるし、肩幅や腕も一回りは小さくなっている気がする
拘束されているので、隅々まで触ることはできないが、確かにペニスがあるような感じは、下腹部にある
肛門は・・・よくわからない
そんなことを考えているうちに、また眠りに落ちた
その後は、術後の経過を見つつも身体を好き放題弄られる日々が続いた
感度が高い胸や尿道、アナルを様々なもので責められた
「庄司君、今日は母乳吹きと潮吹きの記録更新に挑戦しようか? まずは、垂れ流しになるまで溜めてもらうから、しばらくはオナニー禁止だよ。」
普段は、個室に軟禁状態だが、この日からは手の拘束も追加されたが、この手の拘束も意地が悪い
自分のペニスを掴むようにした状態で固定される
指先を動かすことでペニスを弄ることは可能なのだ
しかし、ペニスの感度は全くない
自分の身体じゃないみたいな感覚・・・
麻酔をされて触られているような感じで気持ち悪い
「じゃあ、禁欲生活頑張って」
「くそっ・・・」
常にカメラで監視されている個室で、一人苦言をつぶやく
どんなに頑張っても非力になったこの身体では拘束を解くことはできない
昼間は散々乳首だけでイカされた状態なので、全身が敏感になっている
悶々とした時間が続くととても辛い
「おい、食事の時間だぞ」
「はい・・・」
術後一週間をしたあたりから食事はすべて男の精液になった
最初は抵抗していたが、強制的に食事をとらされるので今ではすっかり慣れてしまった
食事係が個室についた小窓からペニスを出す
「ん・・・」
手を拘束された状態でノーハンドで咥える
ここから、フェラチオをして、ザーメンを出させないといけない
舌をうまくからませ、男の気持ちいところを舐めていく
時には唇をすぼませ、吸い上げるようにバキュームし、上り詰めさせる
「あぁ・・・気持ちいぞ。うまくなったなぁ、プロの風俗嬢よりもうまいな。おまえも、昔はそうやってフェラしてもらってたんだろ? 今は、そのチンコは使い物にならないもんな? チンコの気持ち良さを思い出したいか?」
「ん・・・」
そうなんだ
さっきから唯一触れる性器であるペニスを指でいじっているがまったく気持ち良くない
押しつぶしたり曲げてみたりすると、尿道から快感を得ることはできるが、微々たるものだ
もどかしい
咥えているペニスはこんなにも気持ちよさそうなのに
「出すぞ、しっかり味わえよ」
ピュッピュ・・・
口内にザーメンが発射される
あぁ、青臭いザーメンの臭い
これが俺の食事
ザー食の趣味なんてもちろんないのでここで初めての経験だ
生きていくためだからしょうがないんだ
そう思いつつも、自分のフェラだけで男を上り詰めさせたという満足感もある
どうなっちまうんだ、俺は・・・
口の中を濯ぐことも許されずに、ザーメンの風味を味わいながら眠りについた
そして、数日の禁欲生活が終わった
「さぁ、庄司君。今日は思いっきりミルクと潮を飛ばそうね」
開脚された状態で固定された俺に医者が言う
イスの先にはちょうど長さがわかるスケールが置かれている
要は、どれくらい飛ばせるか調べるようだ
「相変わらず悪趣味だな」
「ふふ、たくさん飛んだ方が好きっていう人は多いからね」
先ほどの計測でとうとうEカップまで膨らんだ胸の先端に手を当てる
「あっ・・・」
くそ、思わず声が出ちゃう
「さぁ、頑張っていってみよう」
その声とともに、勢いよく乳首の根元を摘ままれる
痛い
そう思ったのは一瞬で、体内に溜まった汚物を一気に噴出するような解放感と乳首からの快楽的な刺激が来た
「・・・うあぁ・・・」
勢いよくでる母乳(正確には偽物だが)
そして絶頂
頭の中で何かがはじけるような一瞬の快感
しかも、一度では終わらない
もう母乳もダラダラと流れるくらいしか出ていない
医者は乳首をこねくり回すように弄ってきた
ゾクゾクする刺激
「ん、はぁ・・・イクっ」
乳首だけで二度の絶頂を迎えさせられた
落ち着いてから前を見ると3mのラインを少し超えたあたりまで母乳が飛んでいる
「う~ん。もう少し練習が必要だね。少し母乳を出す穴が大きすぎたかな。庄司君ももっと遠くに飛ばすイメージを持って・・・ 潮吹きもやろうと思っていたけれど、こんな記録ではお仕置きが必要だね。5mを超えるまでは母乳だけでやってみようか・・・」
「え? そ、それって・・・」
「はい、じゃあ、戻っていいよ」
「そんな、ちょっと・・・」
せっかく禁欲生活から解放されると思ったのに、医者の無慈悲な言葉でそれも叶わなかった
このまま、また個室で悶々とした生活をするの?
「お、お願いだ、下も溜まってるんだ」
乳首でのアクメだけでは快楽は思いっきり発散させることができない
こんな身体でも、やはり股間で絶頂を迎えてこそ発散させられるんだ
こんな生殺しで・・・
しかし、どうやってもその願いは届かなかった
男はその夜、あふれ出た自分の潮で股間を濡らしながら悶々と耐えた
「あの、スイマセン。溜まってませんか?」
「あぁ、いいよ。きちんとおねだりできたらな」
「・・・お客様のザーメンをたっぷりとごちそうさせてください」
「いいぜ、お尻な」
「はい、ありがとうございます」
ここは、新宿二丁目のクラブ澪という女装スナック
俺はここで働いている
刑期を終えて医療刑務所での実験から解放されたが、すっかりと改造された身体では普通に生きていくことは難しかった
初めこそ、シャバの空気を堪能し、色々遊んでみたが、すぐに空腹になった
憧れだった牛丼やラーメンを食べるのは確かに美味しかったが、それが空腹を満たすことは無く、栄養として吸収されないのだ・・・
すぐにカロリー不足になり足取りもふらついた
栄養源となる男の精液は、男だった時は価値を見出せなかったが、こんな身体になると貴重なものに感じる
手軽にコンビニで買えるようなものではない
出所時に、困ったらここに行くように、と言われて紹介されたのがこのクラブ澪だ
ここで常連のお客にザーメンを恵んでもらってい
「香織ちゃん、奥の部屋使っていいわよ」
スナックのママだ
香織は今の俺の名前
出所と同時に与えられた新しい戸籍だ、庄司はもういない
「ありがとう、ママ」
ママの過去は詳しくは知らないが、スタッフの内3割くらいが俺と同じ経歴らしい
「さぁ、香織ちゃん、行くよ。たくさん出してあげるからね」
他の客からはやし立てられ奥の部屋へ歩いて行く
みんな、この後何があるのか想像できるだろう
今日も、あたしの食事が始まる
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