梅雨が終わり夏が本番になると僕の中の虫が冬眠から目覚めたように疼きだす
土の中から這い上がるようにゆっくりと出てきたかと思うと、すぐに大きく成長してどうしようも無くなる
変態の虫だ
学生時代から女装癖があり、母や姉のパンティをこっそりお風呂場で履いて興奮していた
社会人になり、金と時間ができてからはエスカレートしていった
いつも深くのめり込むのは真夏だ
女子高生から熟女まで外を歩く女性の露出度が高くなり、あんな風に肌を出して歩きたいと思ってしまう
通勤電車で見かけたきれいな女性は、おそらく多くの男性が妄想の中で痴漢を働いているんだろうが、僕はどうすればあんな風になれるのか考えていた
そんな変態の虫に餌を与えるため、今夜、とことん女装遊びをする
平日の遅い時間
あたりは真っ暗
まだ週の半ばにも届かないこんな日の夜に出歩く人はまばらだ
営業をやっていることもあり、平日である翌日が休みなのがありがたい
この日、僕がやってきたのは山の中を走る幹線道路近くの廃墟
もともとはガソリンスタンドだったであろうその造りは大きな屋根と事務所だったと思われる小さな建物しかない
昼間、仕事で外回りをしている時に、さぼるところが無いか探していたら見つけた廃屋
見つけた時はまだ夏前だったけれど、僕の中の変態の虫は反応していた
少し離れたところに車を止め、車内で準備する
今日の衣装は股下１ｃｍしかないデニム生地のホットパンツにキャミソールとサマーカーディガン
肩よりやや長めのレングスの茶髪のウィッグをかぶり、メイクをしていく
紫のアイシャドーにカラコンを入れたギャルメイク
ネイルは接着剤でネイルチップを付ける
こちらも紫とゴールドのネイルで、自分の爪が３ｃｍは長くなった
脚の爪にもネイルを塗っていく
こちらは乾燥したらはがせるタイプのネイルで色は真っ赤にした
靴はハイヒールのサンダル
ヒールの高さは12ｃｍで、ストラップを足首に巻き付けて固定する
シルバーを基調としたデザインで、ヒールにはラメがちりばめられている
荷物は、安物だが一眼レフカメラと三脚などの撮影機材をいれたバック
本日のお楽しみグッズが入った玩具バック
服に合わせた籠タイプのハンドバックだ
持ち手にはリボンが付いている
外に出ると、夏の生ぬるい風が脚に心地いい
自分の脚は、太ももの付け根のわずか１ｃｍ程度をホットパンツが隠すだけで、つま先から全部外に出ている
この感触は男では味わえない
このまま人が多い街中に行きたい気持ちをこらえて、廃屋へと向かった
幹線道路とは言え、ほとんど車は来ないので、廃屋へ侵入することは容易い
中に入ると、事務所らしきもののドアも鍵が掛かっていない
覗き窓のガラスが割られているので、手を伸ばせば開けられるからだ
内部はお世辞にも綺麗とは言えず、割れた窓から入り込んだ土や枯れ葉も多い
まずは、虫よけを散布して、少しでも環境を良く使用
次に撮影機材を組み立てて準備する
明かりは付けられないから、フラッシュを焚くつもりだが、リスクがあるので、やはり緊張する
今日のテーマは追いつめられる女
ゾンビでもレイプ魔でも殺人犯でもなんでもいいけれど、何かに追われて必死に逃げるギャル
そして、徐々に追いつめられていく様を撮影したい
まずは、廃屋のドアの外
短いが廊下のような場所で撮影する
走るように逃げる後ろ姿
振り返り追ってを確認するギャル
転んだシーンやサンダルが脱げてしまったシーンなども撮影してみた
事務所の中に逃げる瞬間を撮影し、事務机に隠れているシーンも撮影した
手で口を押え、恐怖に出てしまう悲鳴をこらえる様子を演技する
そして、お待ちかね
いよいよ捕まったシーン
カーディガンをむしりとられ、キャミソールは片側の肩紐切ってみる
ホットパンツを脱がされ、片手でそれを抑えようと抵抗する瞬間も撮影する
一通り撮影すると、すでに３時間近く経過していた
色々と凝り過ぎた・・・
毎回反省してしまう
撮影した画像を眺めてチェックしているとホットパンツの中でペニクリが膨張する
ホットパンツの隙間からペニスを出し、自分の画像を見ながら妄想に耽る
露出度の高いギャルが逃げ惑う
そして捕まり、抵抗虚しく・・・
その瞬間、僕はアクメを迎えていた
また、変態の虫が成長した
今度は、どんなシチュエーションで撮影しようか
卑猥なゲームに参加させられる女子高生？
海辺でのアイドルのイメージビデオ？
ご主人様にお仕置きされるメイド？
妄想は止まらない
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